旅館の積雪による被害（火災保険）

今年の冬の雪の被害により建物の多くの箇所が被害にあった某旅館。
40cmくらいは積もったようで雨樋はほぼほぼ全滅。
また、エアコンの室外機や温泉のボイラーまで故障してしまうという状況まで。
被害総額は結構な金額です。では、一部を見ていきます。
自然に囲まれた温泉街。現地調査ついでに一泊させて頂いたのはここだけの話。

現調に行った3月もまだまだ残雪があり、屋根の上の調査は特に注意が必要でした。そして、とにかく広い（汗
奥に写っている建物も繋がっています。
図面もなかったのでスケールで気合いで寸法を測ってました。

雨樋が積雪に耐えられず落ちてしまっている箇所も多く、現状は雨が降れば垂れ流しの状態なのだと。

雪の重みによってボコボコと変形してしまっている箇所も多数。

こちらの手すりも積雪によって外れてしまっています。
建具自体が全体的に曲がってしまっていて窓もきっちり閉まらず。修繕も大掛かりなものになりそうです。

このように窓に隙間ができてしまっています。
窓を変えれば良いという話ではなく、枠組みから壊して作り直さなくてはならないので大掛かり。

エアコンの室外機・・・笑ってはいけませんが、そりゃ壊れるわなと。

ボイラー（給湯器）、こちらも故障によりシャワーが出なくなってしまってました。
エラー番号を見ると凍結による故障。

保険会社さんも親身に対応してくれて、
なんと！350万ほどが適用となりました。
工事日程はこれからっ！

積雪の被害は東京では2014年に記録的な大雪が降り、カーポートやテラスなど多くの被害を地域にもたらしましたが、雪国においては毎年の恒例のようになっている場所もあるでしょう。
資材が雪国用のものだったり、グレードが雪国用だったりと対策はあるでしょうが、
それでも建物に被害が出てしまうこともあるでしょう。
何はともあれ被害に遭ったらまず保険会社に連絡を入れてみましょう。
コールセンターに繋がりますが、内容を把握すれば事故対策室の方々がしっかりと請求の説明はしてくれます。それでもわからなかったり、建築屋の書類が必要だったり、煩わしい手続きがめんどくさいといった状況であれば、ぜひ、お問い合わせいただければと思います。
上越を中心に北陸に笑顔を！をモットーにお客様方のお悩みを解決いたします。

上杉建設株式会社

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